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形を崩さずペチュニアの花がらを摘む

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    Garden Niva編集部
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ペチュニアは次々に花を咲かせるため、咲き終わった花を取るだけでも見栄えが大きく変わります。けれど、花がらを急いで引き抜いたり、伸びた枝を一度に短く切り過ぎたりすると、丸くこんもりした形が崩れます。大切なのは、花だけを取る日と、枝全体を整える日を分けることです。短い手入れをこまめに重ねれば、ベランダでも株を疲れさせず、花の面をきれいに保てます。

花がらと新しいつぼみを見分ける

ペチュニアの花がらは、花びらがしぼんだ後に先端が細い筒状になり、下に小さなふくらみが残ります。そのままにすると種を作ろうとして養分が使われ、雨にぬれた花びらは葉に張り付いて傷みの原因にもなります。一方、これから咲くつぼみは先端が丸く、色が見え始めていて、触ると張りがあります。朝か、日差しが弱い夕方に見ると違いを判断しやすいでしょう。

花がらを取る時は、しぼんだ花びらだけをつまむのではなく、花の付け根から続く細い花柄をたどります。その花柄の根元を親指と人差し指でつまみ、横に軽く折るように外します。硬くて切れにくい時は、清潔な小ばさみを使います。若い枝を一緒に引っ張らないよう、片方の手で枝元を支えるのがコツです。毎日数輪、または二、三日に一度まとめて行うと、作業量が増えません。

形を保つための具体的な手順

まず鉢を正面から眺め、飛び出している枝、内側に倒れ込む枝、花がらの多い枝を見つけます。花がらだけなら花柄を取り、枝が周囲より5cm以上長くなっている時だけ、その枝の葉の付け根の少し上で切ります。葉を二、三枚残した位置で切ると、そこから新しい芽が出やすくなります。株の片側だけを大量に切ると輪郭が傾くため、少しずつ複数の方向から整えます。

手入れの順番を決めると迷いません。最初に咲き終わった花を外し、次に黄色い葉や傷んだ葉を取り、最後に長い枝を数本だけ切ります。切った枝や花びらは鉢土に残さず集めます。雨の後は花びらが湿っているので、無理に作業せず、乾いてから取り除く方が枝を傷めません。はさみは使用前後に汚れを拭き、病気が疑われる枝を切った後は消毒します。

例えば直径30cmの丸鉢に植えたペチュニアが、手前だけ長く垂れて花が減ったとします。この場合、全体を半分に切り戻す必要はありません。まず手前の花がらを外し、特に長い三本の枝だけを、分岐の上で3〜5cm短く切ります。左右にも一本ずつ軽く手を入れ、水と薄めた液体肥料を与えます。一週間ほどで切り口の近くから芽が動き、二、三週間後には輪郭が戻り始めます。こうした小さな調整なら、花の少ない期間を短くできます。

切り戻しが必要なタイミング

梅雨や真夏を越える頃には、花がら摘みだけでは整わないほど枝が伸び、中心が空いてくることがあります。その時は、花が一段落した日に全体の三分の一ほどを目安に切り戻します。各枝に緑の葉を残し、木質化した根元まで切り込まないようにします。作業後は傷んだ花がらを取り除き、土が乾いていれば水を与えます。数日間は強い西日を避けられる位置に置くと、回復しやすくなります。

切り戻しは「花が少ないから」と毎週行うものではありません。新芽が少ない、枝先ばかりに花が集まり、株の中心が透けて見える時が判断の目安です。生育が旺盛な春は軽い摘心だけで済むこともあります。肥料は花が多い時期に二週間に一度ほど薄めて与えますが、切り戻し直後に濃い肥料を増やす必要はありません。根が弱っている時の肥料過多は、かえって回復を遅らせます。

ありがちな失敗と避け方

よくある失敗は、花びらだけを引きちぎって花柄を残すことです。残った部分が茶色く目立ち、種もできやすくなります。花柄の根元から外す習慣に変えましょう。反対に、花がらを気にして新しいつぼみまで摘んでしまうこともあります。丸く硬いつぼみは残し、迷う時は一日待って開花の様子を見ます。

もう一つは、伸びた枝を一方向だけまとめて切ることです。急に片側が薄くなり、鉢の向きを変えても不自然に見えます。正面、左右、上から順に見て、各方向を少量ずつ整えます。水切れで葉がしおれている株をすぐ切るのも避けます。まず水を与えて半日ほど様子を見て、回復してから枯れた部分だけを判断してください。アブラムシや灰色の傷みを見つけた場合は、花がら摘みの前に被害部分を隔離し、葉の裏まで確認します。

まとめ

形を崩さずにペチュニアの花がらを摘むには、花柄の根元から一輪ずつ外し、長い枝だけを少しずつ切ることが基本です。日常の花がら摘みと、季節ごとの切り戻しを混同しなければ、急に花のない鉢になるのを避けられます。二、三日に一度、正面だけでなく鉢を回して眺める時間を作りましょう。その小さな習慣が、こんもりした株姿と次の花を守ります。

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