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散らかりにくい観葉植物の増やし方
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- Garden Niva編集部
観葉植物を増やすとき、失敗の原因は技術よりも「作業中に土や水が広がり、途中で片づけたくなること」にあります。小さな室内では、新聞紙を何枚も敷き、鉢をいくつも出す方法は続きません。切る、挿す、片づけるまでを一枚のトレーの上で完結させれば、初めてでも落ち着いて取り組めます。ここではポトス、フィロデンドロン、アイビーのように茎から増やしやすい観葉植物を想定します。
先に「汚してよい範囲」を決める
作業前に浅いトレーか縁のあるバットを用意し、その中だけを作業場所にします。トレーには小鉢、清潔なはさみ、キッチンペーパー、ラベル、少量の培養土を置きます。土の袋は必要な分だけ小さな容器へ移し、残りは閉じたままにしてください。水挿しなら、口の広すぎない透明なコップと受け皿があれば十分です。
まず親株を明るい場所で観察します。葉が元気で、病斑や害虫のないつるを選び、節を二つ以上含む長さに切ります。節は葉や根の出るふくらみで、ここが水や土に触れないと発根しにくくなります。はさみは刃を拭き、切る前後に刃先をキッチンペーパーでぬぐうと、汁や土が広がりません。切り穂を増やしすぎず、初回は二~三本に絞るのが片づけやすい量です。
土挿しと水挿しを小さく行う手順
土に挿す場合は、あらかじめ湿らせた清潔な土を小鉢に入れます。びしょびしょにせず、握るとまとまり、指で触るとほぐれる程度が目安です。割り箸で穴を開け、下の葉を一、二枚外した切り穂を節が隠れる深さまで差し込みます。最後に土を軽く寄せ、霧吹きではなく少量の水を土の表面へ与えます。鉢底から少し流れたら止め、受け皿に残った水は捨てます。
水挿しでは、下の節だけが水に入る水位にします。葉まで水に沈めると傷みやすいためです。容器の外側に開始日と植物名を書いたラベルを貼り、直射日光の当たらない明るい室内へ置きます。二、三日に一度ではなく、水が濁ったとき、または一週間に一度を目安に交換すれば十分です。根が二~三センチほど伸びてから土へ移すと、植え替え時に扱いやすくなります。
具体例:ポトス一鉢から二鉢へ
たとえば窓辺のポトスが長く伸び、先端に葉が四枚ついたつるがあるとします。元の株には葉を二枚残す位置で切り、切ったつるは節のすぐ下で二つに分けます。一方は節を一つ水に入れ、もう一方は小さな三号鉢に土挿しします。作業はトレー内で済むので、落ちた葉と使ったペーパーを最後にまとめて捨てるだけです。二週間後、水挿しの根が伸び、土挿しの新芽が動き始めたら成功のサインです。親株も切り口の近くから芽が出ることがあります。
よくある失敗と防ぎ方
一番多い失敗は、元気そうだからと長すぎるつるをそのまま挿すことです。葉が多いほど水分を失いやすいので、切り穂は短くし、下葉は外します。また、発根を急いで毎日容器を動かしたり、水を足したりするのも逆効果です。置き場所を決めたら、土挿しは土の表面が乾き始めてから水を足し、水挿しは水位と濁りだけを確認します。
受け皿に水をためたままにする、発根前の切り穂へ肥料を与える、暗い棚の奥へ置くことも避けたい点です。肥料は根が安定して新しい葉が伸びてからで構いません。切り口が黒く軟らかくなった場合は、その部分を清潔な刃で切り戻し、新しい水か土でやり直します。全部を救おうとせず、傷みが広い切り穂は処分したほうが親株と周囲を清潔に保てます。
まとめ
散らかりにくい増やし方の要点は、トレー一枚に道具と本数を収め、節を意識して切り、発根後まで置き場所を変えすぎないことです。少数の切り穂を丁寧に観察すれば、土や水を無駄にせず、親株の手入れも同時にできます。次に伸びたつるで同じ手順を繰り返せば、室内でも気負わず観葉植物を増やせます。
作業後は、トレーをぬるま湯で洗い、はさみを乾かし、ラベルに確認日を一行書いて終えます。この最後の一分を決めておくと、次回も道具を探さず始められます。発根には株や季節によって数週間かかるため、毎日結果を求めず、週に一度だけ根と新芽を確認するくらいがちょうどよいでしょう。
気温が低い時期は発根が遅くなるので、窓ガラスに触れるほど近くへ置かず、夜の冷え込みも避けます。明るさと穏やかな室温を保つことが、余計な水やりより確かな助けになります。
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