- 公開日
小さな庭の道具を絞り込む
- Authors

- Name
- Garden Niva編集部
小さな庭では、道具の数が増えるほど作業が楽になるとは限りません。置き場所を取り、探す時間が増え、濡れた道具を片付けられないままになると、庭に出ること自体が面倒になります。必要なのは用途の広い道具を少しだけ、すぐ使える状態にしておくことです。まず自分の庭で繰り返している作業を数え、それぞれを一つの道具で安全に済ませられるか考えます。
先に作業を記録して選ぶ
一週間だけ、庭で手に取った物をメモします。水やり、枯れ葉取り、草抜き、植え替え、剪定、土を混ぜる、といった作業に分けると、ほとんど使わない物が見えてきます。鉢植え中心の小さな庭なら、基本は剪定ばさみ、移植ごて、手袋、細口のじょうろ、ほうきとちりとり、折りたたみ式のバケツで十分なことが多いでしょう。長い柄の大きなシャベルや、用途が一つだけの専用器具は、地面の面積と作業頻度を見てから加えます。
選ぶときは、軽さだけでなく洗いやすさと収納時の大きさを確かめます。剪定ばさみは片手で開閉でき、刃を拭ける構造のもの。移植ごては鉢の縁に入る幅で、目盛りがあれば植え付けの深さもそろえられます。じょうろは満水で持ち上げられる重さにし、細口なら苗の根元へ静かに水を入れられます。一つの道具に多機能を求めすぎると重くなるので、毎回の負担が少ないかを優先します。
取り出して戻す場所をつくる
道具を絞る効果は、定位置を決めて初めて出ます。玄関脇やベランダの屋根のある場所に、ふた付きの細い収納箱かフックを用意します。剪定ばさみと移植ごては布で土を落としてから同じ箱へ、手袋は乾かしてから上のフックへ掛けます。じょうろは水を抜き、口を下にして置きます。泥の付いたまま室内へ持ち込む前提にしないことが、散らかさないコツです。
月に一度、箱の中身を全部出し、「この一か月に使ったか」「代わりになる物があるか」「壊れたままではないか」を確認します。使わない道具は捨てる前に、共同の工具庫や必要とする人へ回せないか考えてもよいでしょう。ただし、予備を何本も残すと元に戻ります。使う一つを手入れし、足りないと実感した時だけ追加する方が、庭の流れは軽くなります。
6平方メートルの庭の例
花壇一つと鉢八個がある6平方メートルの庭を例にします。以前は草刈り鎌、三種類のスコップ、大型のじょうろ、複数の鉢底網などが物置に積まれ、植え替えのたびに道具探しから始まっていました。そこで二週間の記録を取り、実際に毎週使ったのは剪定ばさみ、移植ごて、手袋、じょうろ、ほうきだけだと分かりました。
残した五点と折りたたみバケツを、幅40センチの収納箱にまとめます。植え替えの日はバケツに古土を入れ、移植ごてで苗を出し、最後にほうきで通路を掃く、という順番を決めました。大型スコップは年に一度しか使わないので、近所と共有することにします。次の植え替えでは必要な物が一度でそろい、終わった後に元の場所へ戻すまでが15分で済みました。道具を減らしても作業の質は下がらず、むしろ鉢の状態を見る時間が増えます。
よくある失敗
「いつか使うかもしれない」と錆びた刃物や壊れたプラスチック鉢を抱え込むと、必要な物まで取り出しにくくなります。修理する日を決められない物は、いったん収納場所から外してください。反対に、道具を減らしすぎて剪定ばさみで太い枝を切るなど、本来と違う使い方をするのも危険です。安全に代用できない作業には、適切な道具を一つ残します。
濡れたまま箱へ入れることも失敗につながります。金属は錆び、手袋はにおいます。作業の終わりに30秒だけ取り、土を落とし、水気を拭く習慣を作りましょう。また、収納箱を庭の奥に置くと、ちょっとした枯れ葉取りを後回しにします。よく使う物ほど、雨に当たらず一歩で取れる位置が向いています。
まとめ
小さな庭の道具は、庭の広さではなく繰り返す作業に合わせて選びます。基本の数点を清潔に、手の届く場所へ置くと、短い時間でも庭に出やすくなります。まず一週間の記録から始め、使う物を残し、戻す場所まで決めてください。少ない道具は我慢ではなく、手入れの流れを整えるための余白になります。
ベランダ向け自動給水プランター
限られたスペースでハーブや葉物を育てる時、水やりの間隔を安定させたい記事に合います。
広告。Garden NivaはAmazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ることがあります。
Amazonで見る →