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夏の終わりを見据えて秋の葉物をまく
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- Garden Niva編集部
秋に食べる葉物野菜は、涼しくなってから種を買いに行くより、夏のうちに小さく始めると育てやすくなります。小松菜、水菜、春菊、リーフレタス、ルッコラなどは、気温が落ち着くにつれて勢いを取り戻し、虫の被害も真夏より軽くなりやすい野菜です。ただし、暑い日にまけば自動的に成功するわけではありません。発芽するまでの乾燥と高温を避け、込み合う前に間引くことが、秋の収穫につながります。
まく時期と品種を先に決める
まず、お住まいの地域の暑さのピークと、夜の気温を見ます。日中がまだ暑くても、夜が少し過ごしやすくなり始めた頃が目安です。真夏の猛暑が続く地域では、無理に早まきせず、気温が下がる一週間を待つほうが安全です。袋の説明にある播種時期も確認し、秋まき向きの品種を選びます。暑さに弱い結球レタスより、短期間で収穫できるベビーリーフや小松菜を最初の一鉢にすると失敗が少なくなります。
準備するものは、排水穴のある深さ15センチメートル以上の鉢、新しい野菜用培養土、鉢底ネット、じょうろ、そして不織布か薄い遮光ネットです。前年の土を使う場合は、根や雑草を取り除き、土の状態を確かめます。固く締まり、乾くと水をはじく土なら、そのまま使うより新しい土を足すか入れ替えるほうが発芽がそろいます。
発芽までを守る具体的な手順
鉢底ネットを敷き、土を縁から2〜3センチメートル下まで入れます。表面を手のひらで軽くならし、先にたっぷり水を与えてから種をまきます。小松菜や水菜なら、浅い筋を数本つけて1センチメートルほど間隔を空け、種が重ならないように置きます。土は種の厚みの二〜三倍程度だけ薄くかぶせ、最後に霧の細かい水で湿らせます。深く埋めると、芽が地表へ出る前に力を使い切ってしまいます。
発芽までの数日は、午前中だけ日が当たる明るい場所か、強い直射日光を和らげた場所に置きます。不織布をふんわり掛ければ、乾燥、豪雨、鳥のいたずらを減らせます。土の表面が白っぽく乾いたら、朝か夕方にやさしく水やりをします。常にびしょびしょにする必要はありませんが、発芽中の土を完全に乾かすのは避けましょう。芽がそろったら覆いを外し、日当たりと風通しを少しずつ増やします。
あるベランダでの例
8月下旬、南西向きのベランダで、幅60センチメートルのプランターに小松菜をまいたとします。午後は床からの照り返しが強いため、最初の四日間は室外機の熱風が当たらない壁際へ移動し、午後だけ遮光ネットを掛けます。五日目に芽が出たらネットを外し、本葉が一〜二枚の時点で元気な芽を3センチメートル間隔に残します。さらに育って葉が触れ合い始めたら、6〜8センチメートル間隔まで間引きます。最初の間引き菜はみそ汁に、約一か月後の大きくなった葉は炒め物に使えます。このように段階的に収穫すると、狭い場所でも長く楽しめます。
よくある失敗と避け方
典型的なのは、種を一か所に厚くまきすぎることです。芽が出た直後は緑が豊かに見えても、風が通らず、徒長や病気の原因になります。もったいなく感じても、元気な株を残して早めに間引いてください。二つ目は、真昼に冷たい水を勢いよく掛けることです。暑い鉢では根が驚き、土も跳ねて小さな芽を倒します。水やりは涼しい時間に、株元へ静かに行います。
三つ目は、発芽後もずっと遮光したままにすることです。芽は光を求めて細く伸び、倒れやすくなります。強い西日だけを避けながら、朝の光には当てましょう。また、最初から肥料を多く入れすぎる必要はありません。新しい培養土の肥料分で育つことが多く、葉色が薄く生育が鈍いときだけ、表示どおりに薄めた液体肥料を追加します。
秋の葉物づくりは、暑さが残る時期に「小さな苗床を守る」作業から始まります。適した品種を選び、浅くまき、乾かしすぎず、芽が出たら混み合いを解く。この基本を守れば、夏の終わりの鉢が、涼しい季節の食卓を彩る確かな収穫へ変わります。
まいた日、品種、水やりの様子を鉢のラベルやメモに残しておくと、翌年の開始時期も決めやすくなります。少量から試し、自分のベランダに合う秋の定番を見つけてください。
散水タイマー
留守中の水やり、夏の鉢管理、繰り返しの水やりを安定させたい記事に向いています。
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