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グローバッグで育てるベランダのピーマン
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- Garden Niva編集部
ピーマンは暑さに比較的強く、ベランダでも実を楽しみやすい夏野菜です。グローバッグは通気性があり、使わない時期には畳めるので、鉢を増やしたくない人にも向きます。ただし布製の袋は側面からも水分が抜けるため、硬い鉢と同じ感覚で管理すると水切れしやすい点に注意が必要です。袋の大きさ、置く位置、支柱を植え付け時に決めておけば、夏の世話はずっと楽になります。
グローバッグと苗を選ぶ
一株なら容量15〜20L程度のグローバッグが使いやすい大きさです。小さ過ぎる袋では根が回る前に土が乾き、実付きが不安定になります。底から土がこぼれないよう平らな場所で袋を広げ、野菜用培養土を八分目まで入れます。再利用の土だけで始める場合は、古い根を取り除き、新しい培養土と堆肥を半分以上混ぜてください。
苗は本葉が濃い緑で、節間が詰まり、花が一輪か二輪見えているものを選びます。葉の裏に虫や白い斑点がないかも確認します。植え付けは夜の冷え込みが落ち着いた頃に行い、苗の根鉢を崩さず、元の土の高さと同じ深さに植えます。植えた直後はたっぷり水を与え、二、三日は強風と強い午後の日差しから守ります。
置き場所と支柱を最初に決める
ピーマンには一日6時間前後の日当たりが理想ですが、真夏の照り返しが強いコンクリート床では根が熱を持ちます。グローバッグの下にすのこや鉢台を置き、空気が通るようにします。壁から少し離して置けば、雨の後に葉が乾きやすく、病気の予防にもなります。袋の取っ手だけを持って移動すると傷むことがあるため、動かす時は底を支えます。
苗の脇に太さ8mm程度の支柱を一本立て、柔らかいひもで主枝をゆるく結びます。実が増えると枝が重くなるので、風のあるベランダでは二本の支柱を交差させてもよいでしょう。茎をきつく縛ると太る部分を締め付けてしまうため、指が一本入る余裕を残します。支柱を後から深く差すと根を傷つけるので、植え付けと同時に済ませるのが安全です。
例えば南東向きのベランダで、20Lの袋一つに中型ピーマンの苗を一株植える場合を考えます。朝に日が当たる床へすのこを置き、その上に袋を設置します。植え付け日に支柱を立て、最初の花が咲いたら液体肥料を薄めて与える。以後は朝、表面から2〜3cmが乾いたらたっぷり水をやり、週末に枝と葉の裏を確認します。これだけの仕組みでも、夏の間に数個ずつ安定して収穫できます。
水やりと実付きの管理
グローバッグの水やりは、朝を基本にします。暑い日は夕方にも土を触り、袋が軽く葉がしんなりしていれば追加で与えます。ただし、常に受け皿へ水をためるのは禁物です。根が酸欠になり、下葉が黄ばむ原因になります。雨の翌日も袋の側面は乾いて見えることがあるので、見た目だけで判断せず指を土に入れます。
一番花の下から出る脇芽は、株が小さいうちは整理すると風通しが良くなります。上へ伸びる主枝と勢いのよい二本ほどを残す三本仕立てにすると、狭い場所でも扱いやすくなります。実がピンポン玉より少し大きく、つやが出たら早めに収穫します。若どりを続けると、次の花へ養分が回りやすくなります。収穫後に二週間に一度程度の追肥を行うと、後半の実付きが落ちにくくなります。
典型的な失敗と対処
失敗の一つは、袋を直接熱い床に置くことです。昼に土が熱くなり、十分に水をやっても葉が垂れる場合があります。鉢台を使い、午後の熱が厳しい日は遮光ネットで西日を和らげます。二つ目は、乾燥を恐れて少量の水を何度も与えることです。表面だけが湿り根が浅くなるので、必要な時に鉢底から流れるまで与え、次の水やりまで少し空気を入れます。
また、実を大きくしようと収穫を遅らせると、株が疲れて花が落ちることがあります。最初の数個は早めに採るのが、結果的に長く収穫する近道です。葉にアブラムシが見つかったら、水で洗い流すか、数が少ないうちに取り除きます。肥料不足、害虫、根の乾燥を一度に疑うより、まず土の湿り、葉の裏、支柱の食い込みを順に見てください。
まとめ
グローバッグで育てるピーマンは、十分な土量と風通しのよい置き方を選べば、ベランダでも扱いやすい野菜です。15〜20Lの袋に一株、すのこで床の熱を避け、植え付け時に支柱を立て、土の乾きに合わせて水を与える。この基本を守れば、毎日の作業を増やし過ぎずに収穫を続けられます。最初は一袋から始め、日当たりと乾き方の記録を一夏分取ると、翌年はさらに安定します。
不織布プランター・グローバッグ
トマト、ピーマン、いちごなど、根の量が必要なベランダ栽培の記事に合います。
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