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明るい日陰の守られた場所に合う植物
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- Garden Niva編集部
建物の北側、軒下、背の高い鉢の陰など、直射日光はほとんど当たらないのに昼間は明るい場所は、小さな庭では貴重な植栽場所です。ただし「日陰だから何でも大丈夫」ではありません。壁に囲まれた場所は雨が入りにくかったり、反対に風が抜けず土が乾きにくかったりします。明るさ、雨の当たり方、空気の動きを先に確かめてから植物を選ぶと、守られた角が落ち着いた景色になります。
その場所の日陰を観察する
晴れた日に朝、正午、午後の三回、地面または鉢の置き場所を見ます。木漏れ日が一、二時間入る半日陰なのか、空は見えるが直射日光がほぼない明るい日陰なのかで、選べる植物が変わります。壁際なら、雨の翌日にも土が濡れているか、軒下なら一週間雨がなくても鉢だけ乾くかを確かめます。風のない角では葉が濡れたままになりやすいので、鉢を壁から5〜10センチ離す余地も残します。
明るい日陰に向く候補としては、斑入りヤブラン、ヒューケラ、フウチソウ、シダ類、アジュガ、クリスマスローズなどがあります。葉の形や色を二、三種類に絞ると、小さな場所でも雑然としません。軒下で乾きやすいならフウチソウやヒューケラを大きめの鉢に植え、湿りがちな地面ならシダ類やヤブランを中心にします。花を楽しみたい場合も、まず葉がその場所で保てるかを基準にします。
植え付けを成功させる手順
地植えでは、植える穴を根鉢の幅の約二倍、深さは根鉢と同じに掘ります。穴の底に砂利を厚く敷く必要はありません。周囲の土と完熟堆肥を少量混ぜ、根鉢の上面が地面より深く埋まらない高さに置きます。植えたら株元から少し離して水をたっぷり与え、表面に細かいバークや落ち葉を薄く敷きます。これは乾燥を防ぐためで、幹や芽の付け根を覆わないようにします。
鉢植えなら、根鉢より一回り大きい鉢を選び、排水穴を必ず確認します。培養土は市販の草花用土を基本にし、軒下で乾きすぎる場所では保水性のある土を少し足します。風通しの弱い場所で重い土にしすぎると根が傷むため、土の表面が乾く前に毎日水を足すのではなく、指で2センチほど触って判断します。植え付け後の二週間は強い肥料を与えず、根が動き始めるのを待ちます。
90センチ四方の角の例
フェンスと外壁に挟まれた90センチ四方の明るい日陰を例にします。午前中だけ弱い光が入り、雨は半分ほどしか当たりません。奥に高さ40センチほどになるフウチソウを一株、手前に斑入りヤブランを二株、鉢には小型のシダを一つ置きます。植物同士は成長後の葉幅を考え、少なくとも20〜30センチ空けます。最初は土が見えるくらいで構いません。
水やりは、地植えの二株は植え付け後二週間だけ乾いたら与え、その後は雨と土の状態を見ます。軒下のシダ鉢だけは、週に二回、鉢の軽さを持ち上げて確認します。月に一度、黄葉、込み合った古葉、鉢の受け皿の水を見直します。半年後にフウチソウが広がったら、隣のヤブランを抜くのではなく、古い葉を整理して風の通り道を保つ方が、角全体の印象はよくなります。
典型的な失敗と対策
日陰は水を好むと思い込み、受け皿に水を残すのは失敗の元です。根が酸欠になり、葉先が茶色くなっても、乾燥と勘違いしてさらに水を足してしまいます。土の中まで湿っているなら水やりを止め、鉢を少し浮かせて風を通します。反対に、屋根の下は日陰でも雨が届かず、夏に鉢だけからからになることがあります。天気だけで判断せず、鉢の重さを確かめてください。
もう一つの失敗は、日陰向きの植物を密植して空気を止めることです。葉が触れ合うほど詰めると、ナメクジや病気を見つけにくくなります。植えた年は空間を埋めようとせず、株の間に手を入れられる幅を残します。また、斑入り葉を暗すぎる場所に置くと模様が薄くなることがあります。数週間観察して葉色が落ちるなら、同じ明るい日陰でも少し空の見える位置へ移します。
まとめ
明るく守られた場所は、直射日光の少なさだけでなく、乾き方と風通しまで読んで使う場所です。葉を楽しめる植物を少数選び、間隔を空け、土の湿りを確かめて管理すれば、小さな庭の隅が手入れしやすい緑の景色になります。まず一季節観察し、その場所に本当に合う株だけを残すのが近道です。
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